人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

Sitarist Minamizawa

minamizawa.exblog.jp

インドの古楽器シタールの演奏家:南沢のブログです

南沢のフェイスブックページです
https://www.facebook.com/sitar.minamizawa

フェイスブックもご覧ください_c0261167_12434054.jpg

# by sitar-minamizawa | 2015-10-18 12:45 | つぶやき
グル シシャ パランパラー 師弟の伝統_c0261167_20122919.jpg
インドの百弦琴サントゥール演奏家ジミー宮下さんの門下生さん達の発表会、それぞれのみなさんの演奏を鑑賞させていただきました。
京都市北区鷹峯にある、清流の音と緑、竹藪に、森には藤の花が咲いてる、素晴らしいロケーションにある元旅館 創楽庵にて、多くの再会と出会い。
ジミーさんのコーディネート、素晴らしいご縁繋がりの賜物に、同席させていただき、みなさんとお話しもゆっくりできる時間も持てて、素敵な時空を過ごしました。
みなさんそれぞれ演奏、よかったです。特に最後の千葉慶さんのラーガは美しく、豊かな表現、技術面でも息をのむ、いい演奏でした。さらに将来楽しみです。
改めて自分の初舞台のことをも思い出し、いろんなことを再確認するいい機会でした。
また、自然の息吹くロケーション、ビーガン創作料理の宴も楽しく、もう全てが、まるで天界に近いものでした。
私の演奏も少し聴いていただき、宴は続き、
マッサージまでしてもらい、
最後のほうは記憶喪失。
# by sitar-minamizawa | 2015-05-12 20:11
南沢の演奏、録音、製作した音源が、音楽配信サイトから、ダウンロードできるようになりました。
アルバムタイトル Meditation 南沢靖浩
ituneストアは https://itunes.apple.com/jp/album/meditation/id976842313
試聴してみてください。
癒しのソルフェジオ周波数528Hz,396Hzをメインに調律したインドの弦楽器タンプーラとスワルマンダールの多重録音。
さまざまな倍音(オーバートーン)が常に響きわたる、約60分の瞑想的ヒーリング音楽です。
約15分づつの4曲構成になっています。

メディテーション:オーバートンヒーリング,/iTunes Store_c0261167_20483836.jpg


流れのイメージとしては、

1.瞑想へのいざない、波音(元天空オーケストラのリーダー岡野宏幹さんからいただいた屋久島の珊瑚浜の波音とのミックス)
2.倍音マンダラ
3.天界の門をくぐる魂の喜び
4.静寂 となっています。

(528Hz:DNA修復)(396Hz:罪やトラウマ、恐怖からの開放を促す)
瞑想やヨガの背景に、お休み前のお供に、ただかけておくだけで、きっといいと思っています。

/////////////////////////////////////////////////////////

インドの伴奏楽器二つを、正確な周波数528Hz 396Hzに調律し、この持続音をメインに、オーバートーン(倍音)を奏で、ゆったりとしたヒーリング効果のある音楽の録音をしました。
リラックスして聴くことにより、副交感神経も活性化し、免疫力がアップすると私は考えています。
”録音に使った弦楽器:タンプーラとスワルマンダール”
この録音で使った弦楽器は、本来どちらも「伴奏専用」として、インドの古典音楽に用いられる伝統楽器です。
タンプーラは、古典声楽や器楽の背景となるドローン(通奏音)、倍音を醸し出す持続音を提供し、
ラーガ(インドの伝統的な旋律)の基本となる音を導くのが本来の役割です。
インド古典音楽では、ラーガ(旋律)の即興的な描写が成されますが、移調や転調は無く、常に基本音を中心にメロディーの上昇や下降を行う、いわば様々なスケール(節)の音楽で、
それは「基本音への回帰」を何度も何度も繰り返します。
つまり、タンプーラから音楽が始まり、タンプーラの音で長時間の音楽が終わります。
数字で例えるならば、Zeroから始まりZeroに終わる音楽の、Zeroを持続的に提示しつづける楽器がタンプーラかな。
通常4本の開放弦を順に繰り返し奏で続け、醸し出す倍音(オーバートーン)と共に、常に一定の雰囲気を出すもの。
この録音での調律は396Hzが1弦、528Hzが3弦、合計4弦となっています。
木製のボディーに、鹿の角でできたブリッジ(弦の土台)を使っています。
もう一つの弦楽器スワルマンダール(インドのハープ)は、古典声楽や器楽のメロディーの合間などに、そのラーガの音階を提示し、装飾的にドレスアップするとともに、歌い手のムードや、インスピレーションをたかめるのがその役割です。
この録音では、自分なりの奏で方で、倍音(オーバートーン)の「漂い」を感じつつ、描いたものとなっています。

倍音(オーバートーン)は、一つの基本の音に相対して、2倍以上の整倍数として現れ、人間の可聴範囲を越えた帯域にも及びますが、それぞれの楽器のもつ特性から、倍音を含んだ音色は異なります。
琵琶や三味線の「サワリ」と呼ばれる効果は、弦の振動がネックやフレットと干渉することにより、倍音を多く含んだ独特の音色をだします。
インドの弦楽器シタールやビーナ、タンプーラも同じ原理で、土台(ブリッジ)と干渉する効果は「ジャワリ」と呼ばれています。
世界中に分布する「口琴」(アイヌのムックリ、インドのムルシンなど)、モンゴルのホーミー、トゥバのフーメイなどは、倍音が強調された音楽ですが、口の形、舌の運動、喉の力、息遣いなどを変化させる事によって様々な、まるでシンセサイザーのような音を出す事ができます。また、口の内で「共鳴」させる音をコントロールすることによって、メロディーをかもし出したりします。しっかりとした美しい倍音発声は非常に高度ですね。
実は、前に何度もこのセットでの録音はしていました。
天空オーケストラの1stアルバムの最後の曲「Koo」や、
前作のアルバムの「izumi」「yume」など、
数々の舞踏家の方々とのライブセッションでもよく演奏しました。

その昔、緑に囲まれた山村京都府美山町の茅葺集落へ一時移住したとき、その環境は自然の息吹につつまれ、毎日の生活の中で、聴こえてくる自然音のシンフォニーを聴いていると、他のどんな音楽も必要ないように感じてしまい、肝心のシタールの練習すら遠のいてしまったものです。仮にここで聴きたい音楽、自然の音と自分が奏でる音楽が調和するとしたら、それはどんな音楽だろうか?、と思いめぐらしていました。
そんななかである日、ふと縁側で一人タンプーラを奏でたとき、木々のざわめきや鳥の鳴き声などとの、なんとも調和した音の織り成す世界に気づき、あらためてタンプーラの存在感とその偉大さを感じたのです。
倍音を多く含む音は自然の中で聴いていると、とても調和した気持ちいい音であることを実感しました。
その頃から、自分の持っているインドの楽器を用いて、いつか漂う倍音や揺らぎの世界をレコーディングしたいと思い始めしました。

それからある日、インドのオリッサ州を一人旅した時のことです。チルカレイクという湖の湖畔に宿をとり、移動の疲れをとって、夕食もすまし夜休んでいた時に、不思議と、倍音世界が突然どこからともなくふくらんでやってきて(幻聴だったのだろうか?わからない)、とにかく美しいキラキラとした音にしばらくの間つつまれ、魅了されたのでした!?。そんな体験は二度とないですが、。
えー...「たわごと」と思ってください...。じつはオリッサ州を旅した時に、未確認飛行物体かなにか?、多分UFOが夜空に浮かび、時にはげしく動き、時に水平、時に垂直に美しく動く、奇妙な星のような光りを見て(そばに居た4、5人も同時に確認した)、
そのこともあり、さらにオリッサという地方に惹き付けられて、各地を訪れ、それを見た方向のチルカレイクへ行き、湖畔に居たのでした。

そして後にその時聴いた音と雰囲気を思いだしつつ、それに似たような音色を思いめぐらした時にうかんだのが、インドハープのスワルマンダールでした。タンプーラと同様に、インド古典音楽に用いられる「伴奏専用」の弦楽器ですが、調律をより共鳴を呼ぶ音階に設定して、音の群れを持続させる自分なりの奏法で、倍音の世界を表現してみたかったのです。もちろん体感した音のイメージとは違いますが、それに近いものを創ってみたかったのです。
(書けば書くほど解りにくくなってるかな、。文才ないか、)

2011年に録音を改めて始めたのは、震災と原発事故の後からでした。傷ついたDNAを修復してくれるなら、まさに
愛の波動528Hz(古代の調律)は、
「希望の光」
    
# by sitar-minamizawa | 2015-03-16 10:05
11月15日大阪天満橋ドーンセンター20周年記念イベントにて、
-インド舞踊へのいざない-part-36-『扉を開けば/魅惑のインド』
世界の文化の窓口 INDIA
http://gitanjali.namaste.jp/2014/09/15/
が開催されました。
扉を開くと、魅惑のインド_c0261167_22563094.jpg


第一部 バラタナティアム
第二部 東日本大震災をテーマにした舞踏的でもある創作群舞
第三部 シタール独奏
     急遽伴奏に背景音タンプーラで、シタールの生徒中山智絵も出演
第四部 サリーファッションシー
 参加型インドフォークダンスにて終演
# by sitar-minamizawa | 2014-11-24 22:57
アメリカ人のインド音楽の名手さん達と共演します_c0261167_16575881.jpg
■5月31日

祇園精舎-北インド古典音楽コンサート
京都市左京区黒谷 永運院
出演 Steve Gorn(Bansuri) Ty Burhoe(Tabla) 南沢靖浩(Sitar)

open 18:00 start 18:30 料金 当日¥3,000 ご予約¥2,500
ご予約・お問合せ先 TEL 090-2091-9324(フジサワ)
Mail yoyaku@live.jp

永運院へのアクセス


○出演者プロフィール

・スティーブ・ゴーン
バンスリとソプラノサクソフォンと共に、世界中のコンサートやフェスティバルにてインド音楽や新しいアメリカンミュージックを演奏している。カルカッタ出身のバンスリマスターであるSriGour Goswamiの元で学び、インド音楽演奏家や音楽評論家たちから「インド音楽の複雑さと美を身につけた、数少ない西洋出身のインド音楽奏者」として認められている。
また、シアター、ダンス、テレビジョン等のメディアに曲を提供し、PaulSimon,TonyLevin,JackDejohnette,GlenCelez,AllesandraBelloni,layneRedmond,SimonShaheen and Mike Karnなどのアーティストと活動している


・タイ・バーホー
1990年に世界的タブラの巨匠ザキール・フセインの門下生となり、音楽を生涯の職業として、そしてスピリチュアルな道としてタブラに打ち込み、ザキール・フセイン愛弟子として師の素晴らしい演奏に鼓舞され、タブラという楽器に新しい活躍の場を広げる。
柔軟性に富みメロディアスな演奏をするタブラ奏者として知られ、喜びを沸き上がらせるステージパフォーマンスが魅力。インドの伝統的な音楽を学び、インド伝統音楽の伴奏者として、世界中をツアーする一方で、タブラを使い様々な文化の音楽と独特なコラボレーションをする事で注目されている。タブラ奏者として活躍するだけでなく、ライブコンサートのプロデューサーや、レコーディングプロデューサーとしての幅広い活動も行い、最近ではアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画「ボーン・イントゥ・ボロセルズ(未来を映した子供たち)」のサウンドトラックを担当。これらの経験から2004年にターラレコーズを立ち上げ、現在5枚のCDをリリース。
website
http://www.tyburhoe.com/


・南沢靖浩
1986年北インドの聖地ベナレスにて、インド古典音楽の芸術性と弦楽器シタールに魅せられ、スラワニ・ビスワス博士よりシタールの個人指導を受け始める。渡印を重ね北インド古典音楽を学び、日本やインドでの演奏活動を展開する。
2006年3月インド、ベナレスにて、打楽器タブラの巨匠アシューバブーのメモリアルコンサートに出演し、現地の新聞各紙で好評をうけた。
他のジャンルの音楽や舞踏家とのセッションもおこない、民族楽器を駆使したユニット「天空オーケストラ」のメンバーとして、1998年より、イギリスのグラストンバリーフェスティバルやフジロックフェスティバル、Rainbow2000等、野外フェスティバルに多数出演する。
2006年、舞踏家 Kohshou Nanami 氏ととも に、フランスとドイツのツアーを行い、シタールと電子機器を用いた独自の現代音楽を提供し、各地で共演をおこなった。

1992年頃より 大型の弦楽器 スールバハール を手がける。
2010年 フィリピンの環境NPO:コルディリエラ・グリーン・ネットワーク主催のアートプロジェクト「芸術交流と新しい慰霊」に参加。
2013年2月、韓国済州島で開催された、国際舞踏フェスティバルのツアーに参加。
2010、2011年、2012年、34代続く家元、打楽器タブラの名手アリフ・カーン氏と、京都の寺院とギャラリー、京都府綾部市「いやびの祭」、及び岐阜県で行われたインド音楽祭サンギートメーラにて、6度共演する。


# by sitar-minamizawa | 2014-05-05 17:00 | 演奏会・ライブ